定期訓練の感想
7月のほぼ1ヶ月間を北海道の東千歳駐屯地で過ごしました。北海道は湿度も低く、気温も高くないので夏場の訓練に最適な環境でした。
北海道では、防御基礎と攻撃基礎の課目を実施し、その後、総合訓練として1夜2日の防御と2夜3日の攻撃が行われました。防御も攻撃もどちらも非常にきつく辛い訓練でした。体力だけでなく眠気や空腹と戦いながら身心が削られていく過酷なものでした。
4学年の訓練は今回の訓練のように、非常に厳しくきついものばかりですが、それ故に訓練班や分隊のみんなと協力する力が増長し、皆との仲が深まり、絆は太く確固たるものとなったことと確信しています。
北海道では、新型コロナウィルスの影響で外出がほとんどできなかったのは残念でしたが、陸上要員
の水泳部のみんなと駐屯地にある温水プールで泳いだり、訓練班の人達でグループに分かれて札幌観光に出かけたり、同部屋のみんなでお菓子パーティーをしたりして、充実した貴い時間が過ごせました。
とてもきつい訓練でしたが、最後まで訓練班のみんなと一緒に訓練を完遂できたのは揺るぎない自信となって、確かに私の中にしっかりと根づき芽を出しました。幹部候補生学校では今回よりもが更に過酷な訓練が待っていると思うと、不安しかありませんが、防大の4年間で培ってきたことを確実に成長させていきたいと思います。
記 67期 光澤 知花さん