保護者の声

子供が防衛大学校に行って、様々な思い出ができました。
その一つ一つを紹介させていただきます。


その1「受験時の思い出」 66期卒業生保護者 T

娘が防衛大学校を受験したいと聞いた時に感じたのは、まず何よりも驚きでした。
大学はたくさんあるのに、なぜ防大?女子高生が防大に行けるの?付いていけるの?
疑問点だらけでしたし、親としては自分の母校である地元の国立大学に行ってほしかったのですが、防大はレベルが高いし、目標を持つことは良いことですから、まずは娘の希望を尊重することにして、頑張りなさいとだけ返事しました。
その後、防大のオープンキャンパスに行きたいと娘が言いまして、これでモチベーションが上がって、偏差値も上がればよいかなと思い、新幹線とホテルを予約しました。
防大は高台の上にありますが、思ったより広くて、さすがに大学だなと感心したのが第一印象です。面接相談コーナーにおられた先生たちも教育熱心でしたし、意外なことに防大生たちも体力満点の熱意溢れる体育会系という印象ではなく、むしろ物静かな感じで、自分たちの研究内容を丁寧に話してくれました。
オープンキャンパスを出るときには良い大学だなと評価が改まりました。
それでも娘が心配で、防大での受験に正門まで付いていきました。正門には多くの学生が受験生として来ていました。体格の良い男子学生が多く、合格しても大丈夫だろうかと心配になりました。また陸上自衛隊高等工科学校の生徒たちも来ていました。彼らは制服で来ており、きびきびと歩き、同じ高校生とは思えず、彼らと同じレベルで防大生としてやっていけないのではないかと心配になりました。

その後も、親として心配になることばかりでしたが、最終的には合格通知をいただき、第一希望を突破する形で防衛大学校に入校しました。

8年も前の話ですが、自分の母校よりも懐かしく感じるばかりで、本当に素晴らしい大学だったなと思い出にふけることが多々あります。


その2「受験時の思い出2」 66期卒業生保護者 T

娘の受験に防大までついていきましたが、終了まで数時間。防大の正門前には喫茶店もなく、付近を散策しました。
観音崎博物館ではコオロギ相撲という体験会をしており、古代中国の「闘蟋」という伝統遊戯を実体験できました。
山の中を散策して、観音崎灯台資料展示室も見てきました。観音崎砲台跡も見ましたし、横須賀美術館にも行きました。
それから、走水神社という非常に伝統のある神社がありましたので、お参りして、合格祈願をしてきました。
近くに湯楽の里という温泉施設がありますので、ゆっくり露天風呂で静養しました。
どれも楽しい思い出です。


その3「予備校と防大」 66期卒業生保護者 T

娘は現役時代、全く学力が足りていませんでした。防大という高い目標を持ちながらも、熱心さも勉強時間も不足していたように思えます。
卒業と同時に浪人が確定しましたが、その時点で予備校の寮に入りたいと娘が希望しました。
親としては学費がかなりかかりますが、以下のことを考えて許可しました。

・通学時間が節約できる。
通学中に勉強している学生もいますが、やはり集中力という面で机に向かうより負担になります。電車で片道一時間くらいですので、毎日2時間の勉強時間に差が付きます。一年間だとかなりの差になるでしょう。

・規則正しい生活を送ることができる。
自宅浪人だと、食事や風呂など、娘優先になるのが目に見えています。娘はマイペースなところがありますので、おそらく生活リズムがバラバラになって、結局勉強の効率も低下するでしょう。予備校の寮なら起床、朝食から夕食、勉強、就寝に至るまで生活リズムは寮長さんが管理してくれるはずです。親の言うことには反発しても、寮長さんの言うことなら従うのではないかと期待しました。

・趣味から隔絶させられる。
自宅浪人だと、当然自分の部屋には趣味の本やグッズが多数ありますので、勉強中もついつい気が散ってしまい、勉強に専念できません。予備校の寮では趣味のものは一切禁止です。ただひたすら勉強するしかありませんでした。

・先生と寮長さんが叱咤激励してくれる。
親が叱っても子供は反発するだけです。それは中学高校の6年間で嫌というほど実感しました。やはり叱咤激励もプロに任せて正解でした。

・周囲に頑張る受験生がいる。
予備校の寮ですから、通常より熱心な受験生が多いはずです。それぞれに志望校に向けて努力している受験生が周囲にいれば、励みになるでしょうし、良い意味での焦りも出るはずです。

以上の理由から、予備校の寮に行かせましたが、結論としては大成功でした。上記の予測が全て的中して、娘は大幅に学力が伸びて、無事に第一志望の防大に合格できました。